実際いくら?車のカスタムにかかる費用を計算してみた
自分好みの車に仕上げるカスタムカー作りは人気があります。でも、そのためにどのくらい費用が掛かるかは気になるところですよね?カスタムカー作りにはポイントがあります。1箇所だけでは中々自分が思い描いた通りにはなりません。実際にどのくらい費用が掛かるのかを計算してみました。
人気のクラウンをカスタマイズするには?
車は純正の状態で既に不特定多数の人が満足できるくらいには完成されたものとして作られています。メーカーが長い開発期間を経て作ったものですので、それに手を入れるということは難しい行為です。逆に言えば、だからこそその人の好みに合わせてきっちり仕上げてあるカスタムカーは純正を超える素晴らしい車だと言えますし、人気があるのもうなずけます。
そんな中で元から高級車であるクラウンは、VIPカーのベース車としてカスタム化に人気があります。車高を落としただけでも格好がいいですが、大型ホイールも合わせて装着すればもっと格好良くキマリます。しかも、他の車よりも元から乗り心地が良いので、突き上げ等で乗り心地が悪くなることも苦になりません。車高を単に下げるだけならならダウンサスとよばれるスプリングの交換だけです。2,3万円の部品代と取り付け工賃だけで済みます。ベース車そのものが良いと掛かる費用も少なくて済みますね。後は自分の好みになるまで少しずつ手を入れて行けば良いです。この場合は途中での好みの変化にも対応できます。
しかし、ここからが費用が掛かる入り口だとも言えます。大型ホイールもそれに履かせるタイヤもインチアップで金額が跳ね上がります。20インチを履かせるつもりなら数十万円の出費は覚悟しておいてくださいね。それなら、ドレスアップ仕様を売りにしている中古車専門店を当たってみるのも費用面ではお得だと思いますよ。
人気の86をカスタマイズするには?
86はトヨタのスポーツカーです。気軽に乗れる2ドアスポーツカーを望んでいた車好きに人気があります。そのためカスタム化する人も多いです。
まず車高を落として見た目をキメルにはダウンサスがあります。費用も部品代2,3万円と工賃でできます。けれども車好きが多いこの車種なら自分でやってみたい人も少なくないと思います。その場合は知識と工具と手間暇があれば費用は掛かりません。後はその方向性です。見た目重視のラグジュアリー仕様を狙うのならインチアップのホイールを選んで、それに合ったタイヤの大型化で30万ほどはかかります。先ほどのクラウンと同じ流れですね。但し、86は高級車ではなくスポーツカーです。スポーツ仕様にカスタマイズするなら見えないところにも手を入れなければなりません。その場合は足回りの強化に費用が掛かかります。ブレーキ系統の強化、ブレーキフルードやエンジンオイル等の油脂類も熱ダレしにくい高級品が必要です。これらは全ては、あなた自身の安全のためです。
さらに乗り心地の悪いダウンサスではなくスポーツ仕様の車高調整キット(10万円~)も欲しくなります。マフラー交換もステンレス製(15万円~)、チタン製(30万円以上)、さらにCPU調整(10万円~)、GTウイング装着(20万円~)。ホイールから覗く強化ブレーキの通好みのカスタムカーですね。
人気のアルファードをカスタマイズするには?
アルファードはトヨタを代表するミニバンです。派生車種にベルファイアやエスクァイアがあります。押し出し感の強さからカスタムカーとして人気があり、ミニバンはその大きさを活かしたカスタマイズに定評があります。元の押し出し感の強さを活かして定番の車高落としからカスタマイズを始めるのが定番です。乗り心地を重視するには数万のダウンサスではなくてラグジュアリー仕様の車高調を入れてみるのもいいと思います。数十万円で大型アルミホイールとタイヤを履いてフェンダーとホイールとの段差をなくすツライチを狙うのも、エアロパーツとの相乗効果でより映えるでしょう。
また大型なので内装にも手を入れやすいです。LEDやネオン用ライトの追加も数万円から可能です。ナビだけでなく後部座席用に大型コンソールを装着してもよいですし、座席頭部にコンソール自体を埋め込んで多面ディスプレイとしても対応できます。モニタディスプレイ自体も高いのでなければ数万円からあるためおすすめです。中には費用に糸目をつけずにインパネを加工してiPadなどを埋め込んでしまうワンオフ仕様も業者相談で可能です。
音響面では、大型ウーファーも積みやすいので大音量の爆音仕様にすることも可能です。さらにこれらデジタル部品を動かすバッテリーも大型化だけでなく数万円でサブバッテリー導入でもっと扱いやすくなります。デジタル部品の拡張性が高いのがミニバンの強みですね。